YJ29号

 これから先の内容は、例によってネタバレを含んでおります。YJ今週号(6/15発売号)未読の方は、くれぐれもご注意下さいませ。

 先週号で、長かったデンマーク戦が決着しました。この試合はC翼黄金世代が結集したU-22日本代表のオリンピック強化試合なんですが、海外組が一人も召集されていません。当然源三も登場しません。源三の出番はまだかなー・・・と毎週首を長くして待ちわびていたので、正直試合が終ってホッとしてました。
 しかし試合が終ったからといって、まさか、まさか、こんなにすぐに源三の話題になるなんてーっ!!
 全く予想してなかったので、滅茶苦茶嬉しいです! 付録のピンナップに源三が描かれているだけでも嬉しかったのに、本編にもこんなにすぐ出番があるなんてー!!
 しかし出番といっても試合に出て活躍しているわけではなく、監督の采配(フィールドプレーヤーにEU外国籍外国人枠3人を使い切っているので、源三を使えないという尤もらしい理由)によって3試合連続でスタメンを外され、ベンチからじっと試合を見守っているだけ。台詞も心の声もなく、本当に厳しい表情で試合を見ているだけなのです・・・が!
 大歓声のAOLアレーナのベンチで沈黙を守っている源三の絵は、見開き2ページの大ゴマで描かれているのです!!
 不遇な立場に追いやられ、それでも真剣な眼差しで試合を見据える源三萌え〜〜〜〜!!!
 台詞も心の声も書かれていないので、現状に対する源三の真意は読者に明かされていません。それが為に、色々想像をかきたてられます。源三の周囲では早くも移籍話がアレコレ持ち上がっているらしいですが、当の源三はこの時点ではどう思っているんだろう・・・
 そして、源三の置かれている立場に一番敏感に反応しているのは、もちろんこの男!
 カール・ハインツ・シュナイダー!!
 シュナは5試合連続でゴールを決めて、乗りに乗っております。試合中でも彼の思う事はただ一つ!

 「出番がないなら・・・
 一日も早くうちに移ってこい!!
 若林

 
 やっぱりシュナだぁ〜〜〜!!(狂喜乱舞)
 何というか、もう自分の萌えの根本を原作で改めて見せてもらえて、頭の中は萌えで沸騰中であります。源三の事だから、そうすんなりとBミュンヘンを選ぼうとはしないかもしれませんが、でも彼の行く先はシュナの待つBミュンヘンしかない!!
 Bミュンヘンには多分オリバー・ハーンが正GKとして君臨しているだろうけど、そこでまた激しいポジション争いとかが見られるんじゃないかと、萌えだけでなく燃え方向のエピソードにも期待しております。源三のこの先の動向が早く知りたい〜!!

 それにしても、源三の移籍問題が浮上したのは前作「ROAD TO 2002」の連載中での事。思いっきり気になる形でネタを振っておきながら、その後この話題は取り上げられることなく、源三の移籍問題は宙ぶらりんのままで連載が終っていました。なので当時の私は、源三がどんな形でシュナの元に行くんだろう・・・と勝手に妄想を膨らませていました。
 どういう妄想かというと・・・↓
 
 勝手な判断でチームの引き分けをふいにした、とゼーマン監督に嫌われてしまった源三は、その後の試合はずっとベンチウォーマー。シュナとの決着をつける筈だった、ホームでのBミュンヘン戦でも相変らずベンチ。これに業を煮やしたシュナは、試合中にボールをハンブルクベンチに向かってファイヤーショットで蹴り込みます。迫ってくるボールに驚愕するゼーマン監督、しかしその前には素早く源三が立ち塞がりファイヤーショットをガッチリキャッチ! スタジアムはシュナの奇行と源三のファインプレー(?)に騒然!!
 源三心の声(これは・・・シュナイダーの挑戦状!?)
 シュナ心の声(若林、お前の居場所はベンチじゃない。試合に出るんだ!)
しかし明らかに故意で敵のベンチに向けてボールを蹴ったシュナは、一発レッドで即退場。Bミュンヘンのメンバーは、主砲のシュナがいなくなったら困るので今のは単なるミスキックで故意ではない、とアピールします。しかしシュナは源三のいない試合に出る気はない、とばかりにさっさとその場を立ち去ります。その後ろ姿を無言で見送る源三。
 この試合の後、源三はシュナに待ち伏せもしくは呼び出されて顔を合わせます。会う早々、シュナをなじる源三。
 若林「今日の試合は何だ!? やる気があるのか?」
 シュナ「その言葉、そっくり返すぜ。お前は試合に出る気がないのか」
 若林「自分の意思でベンチに座ってるんじゃない。そんな事は判ってるだろう」
 シュナ「あの監督の下にいたんじゃ、お前はお終いだ。自分のいるべき場所を、もう一度考え直してみるんだな」
 とか何とか、もう一回シュナからの熱いプロポーズがあって(笑)、源三はこの場では返答を保留するものの、気持ちはぐっと傾いてたりするわけです。
 で、ゼーマン監督の方は今日の試合のトラブルは、そもそも若林が原因と判断して、厄介の元である源三の放出を決定します。こうして古巣を追われた源三はシュナの言葉を思い出し、数多あるオファーの中からBミュンヘンを選ぶ・・・という流れ。

 こんな事を前々から考えていたもんだから、今週号のYJで本当に源三がスタメン外されてるのを見て「うわー、私の予想がちょっとだけ当たってる!!」と浮かれてしまったのでした(笑)