YJ増刊号

 今年はワールドカップイヤー!!
 ワールドカップといえば「キャプテン翼」!! 
 という事で、今年もヤングジャンプ増刊号「キャプテン翼 ファイト!日本増刊」が発売になりました〜!!
 YJ本誌の予告によると、収録されているコミックの内容は「翼率いる黄金世代vsジーコジャパン」、 更には「翼・岬・日向・若林<黄金カルテットPIN UP」がつくとあっては、何が何でも買い逃すわけには行きません!!
 発売日の6/6にはコンビニに駆けつけて、雄雄しく吼える翼くんの表紙が目印の本誌をゲットしました。
 という事で、ここから先の内容はネタバレを含んでおりますので、YJ増刊号未読の方はくれぐれもご注意下さいませ。

 表紙をめくるとまず目に飛び込んでくるのが、我らがSGGK若林源三〜〜〜〜!!  折込ピンナップのデザインが、
 左側=シュートシーンらしく激しく脚を振り上げている翼
 真ん中上部=同日向
 真ん中下部=同岬
 右側=読者に背を向ける格好で、上記三人を見つめる源三の横顔(どアップ)
・・・ってなってるから、表紙をめくるとどーんと源三がお出迎えしてくれてるんですよ〜!! 嬉しいっ! 嬉し過ぎる〜っ!! 前回のW杯増刊号のピンナップが集合写真タイプだったから、今回も4人だけだけど集合写真タイプかも・・・と思っていたので、この構図は嬉しかったです。
 この絵、「GOLDEN-23」の単行本の表紙にならないかなぁ。YJ連載分の単行本の表紙って、必ずといって良いほど翼ばっかりだから、たまには源三も起用してほしいです(←切実)
 さてピンナップを堪能したところで、いよいよメインの読みきり作品です。
 サブタイトルは「JAPAN DREAM 2006」!!
 W杯に出場するジーコジャパンの面々が、ドイツ入りする前に国立競技場でU-23五輪代表(C翼キャラたち)と壮行試合を行う、という設定です。
 この設定を見て、はたと気付いた事。ワールドカップに合わせて始まった筈のYJの新連載が、どうしてワールドカップじゃなくてオリンピックに照準を合わせてるんだろう!?と、ずっと疑問だったんですが、もしかしてこの話を描く為!?
 YJ連載分で若島津が突然FWになったのも、ここで「オーストラリア、クロアチアには・・・この高さがあるぜ!!」ってのを、やろうと思ったから!? 
 もしそうなら、この後YJ本誌の連載の若島津はまたGKに戻るのかな〜?と新たな疑問を抱えつつページをめくると、試合はC翼キャラ側が現実の各国代表選手になりきって、ガンガン攻めてます。
 しかし、ここで川口スーパーセーブを連発!! 
 そして反撃に転じたジーコジャパンのシュートは
 若林源三がことごとく止めまくり!!
 試合はキーパーのセーブ合戦という、キーパー好きにはたまらない展開になってます。
 あぁ〜、素晴らしい!! 増刊号、買ってよかった!!(感涙)
 しかし両キーパー好守のまま0-0で試合終了・・・ではドラマにならないので、前半25分を過ぎたところでヤマ場を迎えます。源三の守るゴール前で日本代表がフリーキック、遂に源三高原にゴールを奪われてしまいます。
 でもまぁ、一度は弾いたボールをもう一度押し込まれる形だったし、現実に高原はドイツ戦で2ゴール挙げてるし、何より「ハンブルグの同僚、高原についに決められてしまった若林」っていうアナウンスが、
 「源三が現実にハンブルガーSVにいるんだ〜!!」っぽくって嬉しかったので、このゴールは私的には全然OK!!(笑)
 その後は翼たちが反撃して1点取り返し、ああ前半は1-1の同点で折り返しか〜と思ったら、とんでもない事になってました。
 「今度は再び日本代表の反撃が始まる」
 「GOLDEN-23(黄金世代)にも負けない、代表”黄金の中盤”」
 「流れの中から中村俊輔が勝ち越しゴール」
 ビシュウ(←シュートしてる擬音)
 「ナイス俊輔!!」
 「さらに翼ばりの中田英寿のオーバーヘッドシュート」
 ドガァッ(←同じくシュートしてる擬音)
 「エースヒデが決めたァ!!」
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 え?
 源三がたったの1ページ2失点してる!?
 何なんだ、このえらいあっさり決められたっぽい手抜き描写の2失点はぁ〜〜〜〜!!!
 源三が前半だけで3点も取られるなんて有り得ない!!
 一体何が起きたんだ、源三・・・(呆然)
 シュートシーンしか描写されてないから、本当に何が起きたのか皆目判らんのです。ページ数の関係で省略されているだけで、高原の時以上にゴール前で激しい攻防があって、誰が守っていても取れないシュートだったんだ・・・と思いたい(涙) しかし、それにしても前半だけで3失点・・・(ブツブツ)
 このまま前半は3-1で終了、そして後半はGOLDEN-23(黄金世代)キャプテンのが、日本代表側に寝返って戦うという、訳の判らない展開になって終るのでした。いくら日本代表同士の対戦だからって、チーム分けしている以上こんな事できないだろ〜!!というのはリアルサッカー素人の私にだって判ります。
 読者の誰も予想しない(できない)ラストを描くとは、流石は陽一先生!!
 でもこの件については、翼不在の黄金世代側キャプテンを源三が務めているのでま〜いっか!!(笑)
 それにしても、後半はキャプテンマークをつけるよう監督に言われた源三が、他の選手のように「えっ、翼は!?」と驚かず「はい」とあっさり引き受けているのは、源三だけは翼が後半から向うに移るのを聞いてたのかも。もしそうだとしたら、源三は翼の行動をどう思ったんだろう。
 「後半は敵同士だな。負けないぜ!」←翼ラブの源三なら、有り得る! 
 「翼、それマジで言ってんのか??」←常識で考えたらこっちだろうけどな〜(笑)