キャプテン翼 ROAD TO 2002

 連載がヤンジャンで始まったことも、新作アニメが始まったことも知らず、日常生活を送っていた私。ある日の日曜日、たまたまテレビをつけると、「キャプテン翼」のアニメを放送していたのでした。情熱が冷めて何年も経っていたときなので、それを見た時の私の感想も、至って普通でした。
 「ああ、ワールドカップがあるから、新しくアニメ作ったのか。そういえばJリーグ発足のときにも、新しくやってたなぁ。やっぱり日本のサッカー漫画は『キャプテン翼』に尽きる訳か」
つい懐かしくなって、そのまま画面を見続けます。それは、日本Jr.ユース対ドイツJr.ユースの試合でした。
 「この話、好きだったなぁ。ここで若林くんがナイスセーブ・・・って、おい!」
私の目に、信じられない光景が飛び込んできました。

 若林源三が、短パンはいてる!!

 我が目を疑うとは、まさにこの事。
 私の記憶違い? まさか、そんな筈はない。若林くんは常に黒ジャージ姿で、私服で短パンはいたことすらなかった筈だ!(東映まんがまつりのオープニングは除く)


 私の中で熱い何かが動き始めました。この疑問を何とかして解明したい。私は近所の本屋へ出掛けていきました。
 新作アニメをやってるくらいなら、原作も新作が出ている筈だと考え、アニメはその新しい原作に設定を合わせているのかもしれないと思ったのです。
 ありました。少年漫画ではなく、青年漫画のコーナーに「キャプテン翼 ROAD TO 2002」が、全巻平積みで!
 しかし漫画なので、全てビニールが掛かっています。中を見ることが出来ません。そして表紙は全巻、翼くんのアップ。
 「若林くんを描かんかーい!!(怒)
 内心イライラしながら、何気なく2巻をひっくり返すと、そこには日向くんの雄姿が。これはと思って、3巻をひっくり返すと、嗚呼、やっぱり!

 短パン姿のユニフォームで、ボールをがっちりキャッチする若林くんが!

 私はその絵を見た瞬間、言い知れぬ感動に襲われました。

 そうか・・・今の若林くんは生アシ解禁なんだ・・・(←意味不明)


 自分でも驚いたことに、この瞬間、若林くんに対する愛情が甦り、「2002」の単行本を買い集め、翌週からアニメを録画して見るようになったのでした。
 どうやら私は、2002年版アニメを見るまで無自覚だったけど、源三の生アシ絵に飢えていたようです。確かに昔ファンだった頃、「なんで若林くんは短パンはかないんだろう?」と思ったことはあったけど、深層心理の奥底でここまで源三の生アシに執着していたとは・・・。

恐るべし、源三の生アシ!!

 っつーか、私がおかしいだけか(自爆)